ちょい悪野球部員と教育実習生(女子)の胸キュンエッチ

私は大学生の時に
教職免許を取るために
教育実習にいきました

高校の母校に行き
クラスで初めて挨拶した時
一人の男子高校生と目があったんです

見るからにヤンチャそうで
ちょい悪いな男子高校生

第一印象で彼に振り回されそうな予感がしました

それが、私とHくんとの出会いでした

Hくんは野球の推薦で入ったらしく、
勉強は全然できなくおバカな男子高生だっt

居眠り、遅刻の常習で
他の先生からも気をつけるように言われていた

Hくんはクラスの女の子とはほとんど話さない反面、
私には1日中ちょっかいを出していた

バカな事ばっかりやっているようで、
時々真剣な目をしたり気だるい表情を
見せたりするので、私は不覚にも
女心をくすぐられてどきっとしたこともあります

指導案が出来上がらず帰りが遅くなった日

偶然、部活帰りのHくんと同じ電車になった

田舎の小さな駅で私たちは2人きりになった。

電車が来るまで、
私たちは取り留めのない話で盛り上がった

「先生、いつまでうちの学校にいるの?」

突然、Hくんがじっと私の目を見ながらそう聞いた。

「今週いっぱい」

その視線に耐えられず、
私はHくんから目を逸らした

Hくんは急に立ち上がって自販機に向かい、
ジュースを買って一気に飲んだ。

少し余らせて「ハイ。」と言って私に差し出した。

受け取る手が震えないように自分に言い聞かせた。

幸い何ともないふりをしてジュースを手にしたが、
心臓の音がHくんに聞こえてしまうんではないかと思うほど、
私の胸はドキドキしていた

飲み口に口をつけた瞬間、キュンとなるのを感じた。

その夜、Hくんのことを考えてなかなか寝付けなかった。

次の日からHくんはアイコンタクトするように、私にいつも目で話しかけるようになった。

ジュースのことがあった翌日。

Hくんが熱を出したらしく、
保健室にいると担任の先生から聞いた

両親が忙しいので迎えにも来れないので、
保健室で寝かせているとの事だった。

心配になって保健室に行った。

保健室の先生が書類を取りに職員室に行っている間に
そっと仕切りをあけると、Hくんはすぐに目を開いた

「先生の声がしたと思った。心配した?」と悪戯な表情で話しかけてきた。

「心配したよ。」と言うと

「エヘへ。」と子どもみたいな顔で笑った。

「先生は教室に戻るね。ちゃんと寝てなよ。」と傍から離れようとしたら、急にHくんに人差し指から小指の先の方をつかまれた。

「先生の手、冷たくて気持ちいい。」と言いながら、Hくんは自分の首元に私の手を持っていった。

「氷枕、詰め替えるね。」と言って手を離そうとしたその時、Hくんは私の人差し指の腹の部分をそっと自分の口元に持っていった。

「もうちょっとここにいて。。」

私は動けなくなって、横にあった丸椅子にそのままそっと腰をおろした。

そのままHくんは、私の人差し指を唇で挟むような感じで離さなかった。

何だか焦らされているような気分になった。

そんな私の気持ちに気づいたのか、Hくんは半身だけ起き上がって今度は自分の指を私の口元に近づけた。

1分くらいそんな状態が続いて、Hくんは顔を近づけてきた。

キスされるのかと思ったら、私の肩に頭を乗せてきた。

その間、Hくんは何も言葉を発さなかった。

ただ、私の首筋には熱があるHくんの熱い吐息だけが感じられた。

不謹慎だけど、すごくいやらしい気分になった。

私も何もいえないでじっとしていると、廊下から足音が聞こえた。

私は理性を取り戻してぱっと立ち上がり、Hくんを再び横にして布団をかけた。

保健室に戻ってきた保健の先生に「先生、Hくんのことお願いします。私、戻ります。」と言って教室を後にした。

何も疑っていないベテランの保健室の先生のさわやかな笑顔が、むしろ私の中に罪悪感を感じさせた。

小走りに実習生の控え室に向かいながら、ドキドキが止まらなかった。

控え室では、何ともないふりをしなきゃと思えば思うほど、いつもの私ではいられなくなっていた。

気持ちを落ち着かせようとトイレに行ってショーツを下ろした時、顔が紅潮するのを感じた。

たったあれだけのことで。。

自分の目を疑ったけど、そこには私が感じていた跡が残っていた。

その日の下着の色がかえってそれを助長していた。

その日、結局Hくんは母親が仕事帰りに車で迎えに来るまで保健室で寝ていたけど、私は保健室にはいかなかった。

残り3日となった実習。

Hくんに会うのが正直怖かった。

最終日に、校長先生を含めたくさんの先生に見て頂く授業のために私は日々の授業とその反省、新しい指導案の作成に追われた。

必然的に、野球部の練習が終わる時間と同じくらいまで学校に残っていることになった。

他の実習生もみんな残っているけど、やっぱり電車はHくんと2人だった。

今にして思えば、一緒に帰りたいと思ってお互いにその時間を見計らっていたのかもしれないけど。。

水曜の帰りもHくんと同じ電車になった。

私たちはまた小さな駅で2人で電車を待った。

Hくんは、待合所から出て人が来る様子がないことを確かめたのか、私の真横に座った。

そして野球部のバッグで隠すようにして、私の手の上に自分の手を重ねた。

驚いてHくんを見たら恥ずかしそうに下を向いて、少し笑顔を見せ反対側を向いた。

古い駅なので、小さな蛍光灯が数日前から消えかかっていた。

それが、とうとうこの日に消えた。

思わずびくっとなった私に、Hくんは「大丈夫だよ。」と声を掛けて、非常用という小さな電気をつけた。

その時に離した手を私はもう1度出すことはしなかった。

Hくんは「何で?」と言った。

私が下を向くと、Hくんは非常用の電気を消した。

そして、私たちは初めてキスをした。

多分、3秒くらいだったと思う。

私が非常用の電気に手を伸ばした。

そして私は「ごめん。」と言った。

「何で謝るの?俺がしたのに。」とHくんは言った。

「拒まなかったから。。」

「それが先生の気持ちじゃないの?」

「。。ごめん。。分からない。。」

「俺はさ。先生が来た日から全部が変わった。先生に会いたいから遅刻もしないし、先生の授業だけは居眠りもしなくなった。」

「ありがとう。」

「先生にうちのクラスにずっといてほしい。」

「先生はまだ大学生だからね。」

電車が来たので、私たちは乗り込んだ。

乗客は私たち以外にスーツの中年の男性1人が前寄りに座っているだけだった。

私はわざとHくんから離れて1番後ろに座った。

でもHくんが淋しそうに笑いながら私の隣に座りなおした。

今度は手を重ねるのではなく、私の腰に手を回してきた。

Hくんがドキドキいってるのが聞こえてきた。

私もだまってHくんの膝に手を置いた。

どうして高校生の男の子の手の回し方はこんなにいやらしくないんだろう。

手を重ねた時、肩に頭を乗せられた時の肌がつるっとしてたのにもドキドキさせられた。

Hくんは腰に回した手を撫で回したりせずに、ただ密着するために手を回したようだった。

「先生、俺、次降りるから。」

知ってるよ、と思いながら私は身体をHくんに寄せた。

このまま。。ずっとこのままいられたらいいのに、とさえ思った。

黙ったままHくんは途中の駅で降りていった。

翌日。実習は後2日間。

授業中、Hくんは教科書で顔を隠しながら私に何か合図をするような仕草を繰り返した。

私が母校に就いてからというもの、やはり若いけど自分たちより年上の女性の存在が物珍しいのか、男子生徒たちは

「先生、彼氏は?」

「携帯の番号教えて!」

と話しかけてきた。

こうしてちやほやされるのは、その時限りということは分かっていた。

教育実習生が珍しいだけなのだ。

でも、そうしてくれる方が返って楽だった。

Hくんはそういったことを一切言わなかった。

それが不思議でもあり、淋しくもあった。

その日は何事もなく、とうとう最終日を迎えた。

クラスの生徒が色紙を回したり、何やらお別れ会の準備をしている気配を感じたが、私は知らないふりをしていた。

たくさんの先生方に見せる授業も無事にやり遂げ、いよいよ最後の終礼を迎えた。

色紙を受け取ってクラス委員からプレゼントをもらい、泣きながらお礼を言った。

Hくんの視線を感じた。ただ黙ってこっちを見ていた。

クラス全員で写真を撮った。

次々とみんなが駆け寄り言葉をくれたけど、Hくんは輪から離れた所にいた。

Hくんはいつも私にちょっかいを出していたので、他の子が気を利かせて「Hも行けよ!」と言ったのが聞こえたけど、Hくんが来る気配はなかった。

教室を出る時、Hくんが消え入りそうな表情でこっちを見ていた。

Hくんのことは気がかりだったけど、教生の控え室でみんなが書いてくれた色紙を見ていた。

私はHくんの名前を探している自分に気が付いた。

「先生、ありがとう。いっぱい頑張ってたからいい先生になれるよ。先生のこと絶対忘れない。H」

涙が溢れた。

私は控え室を飛び出した。

この時、担任の先生と最後の反省をした後で教室を出てから30分は経過していたけど、今ならHくんにもう1度会える、そんな気がしたから。。

しかし、Hくんは既に部活に向かっていた。

私は拍子抜けして、また少し冷静さを取り戻して控え室に戻り、最後の教生日誌を書き上げた。

そして、クラスのみんなに宛てた手紙を教室に貼り、学校を後にした。